PRは広告との掛け合わせで効果倍増
PRは広告との掛け合わせで効果倍増

PRと広告はよく混同されたり比較されたりしますが、実はPRにはPRの、広告には広告のメリットとデメリットがあります。最初にそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
まずPRのメリットは、
・掲載費用がかからない
・メディアの力を借りて、多くの方に情報を届けることができる
・爆発的な反響を呼ぶことができる
デメリットは、
・掲載される時期や内容の詳細をコントロールできない
・掲載されないこともある
一方広告のメリットは、
・掲載されたい時期を細かく設定し、内容も詳細を提示できる
・売上に直結する
・必ず掲載される
デメリットは、
・掲載料がかかるため、継続しにくい
・コストが大きいため、戦略が失敗した場合のリスクも大きい
どちらにも捨てがたいメリットがあり、残念なデメリットがありますね。
PRは、「雑誌で紹介されました」「新聞に掲載されました」「Amazonでランキング1位になりました」など、第三者が薦めるかたちですが、広告は、自分たちが伝えたい内容をまとめたチラシを通りかかった人に渡し続ける「自分からアピール」している自薦です。
ひと昔前は自薦だけでモノが売れていましたが、今の時代は他薦なくしては、モノが売れにくくなっています。モノではなくサービスも同様です。何かを購入する時にレビューを見てから購入するという人が多いのは、このような背景からです。とはいえこちらから伝えたい魅力やセールスポイントも多くの方に知ってもらいたいですよね。
そこでお勧めするのは、PRと広告の掛け合わせです。
まずはPRでメディア掲載の実績を出しましょう。
その事実は他薦となり、広告を見た人の心に響きやすくなります。「雑誌〇〇に掲載」「有名人の〇〇が使用」「8割がリピート」などの実績を広告にも積極的に利用してください。ただし、事実に基づいた他薦でなければなりません。
ポイントは、まずPRで実績を作ってから広告を始めること。どのような他薦がターゲット層に響くかリサーチすればより効果的な広告が作れるでしょう。PRと広告はライバルではなく、上手に利用することで効果を倍増できます。