LITAの代表とPRとの運命の出会い
LITAの代表とPRとの運命の出会い
今回は、LITAの代表 笹木郁乃のストーリーをご紹介します。
LITA代表の笹木郁乃はもともと理系で、トヨタグループのアイシン精機で研究開発職に従事していました。
しかし、入社して数年たつと、自分の仕事が会社にどう貢献しているのかがダイレクトに伝わってこないこと、仕事の手応えがいまひとつ得られないことからモヤモヤを感じる時期があったんです。
PRとの、運命の出会い
そんなときに出会ったのが、エアウィーヴの創業者である高岡本州社長です。
エアウィーヴはもともと、釣り糸の製造機械を生産していた中小企業の立て直しを高岡社長が任されたのが始まりです。絡まった糸を見て「いいクッション素材になるのではないか」とひらめき、マットレスパッドを開発したのです。
しかし、まったく無名のメーカー。
一体、どうやって認知度と売上を上げていくのかが何より課題でした。
そこで笹木が着目したのは、コストのかからないPR活動。
後にエアウィーヴは大ブレイクしますが、そこまではかなり長い道のりでした。
無名のベンチャーがいきなり超有名人に商品を使ってもらうのはもちろん無理です。
できるところから少しずつ評判を広げていくという戦略のもと、ご縁のあったアスリートやトレーナーさんなどに使っていただき、感想を尋ねました。
いいフィードバックをもらえたら、それを武器に別の方にもPRして使っていただくという地道な活動を重ねるうち、フィギュアスケートのトレーナーさんから浅田真央さんにご推薦いただくことになりました。
そして実際に使っていただいた結果、気に入っていただけたとのことだったので直接お会いし、彼女のために作ったカスタマイズ版をプレゼントしました。
するとあるとき、空港で浅田さんが持ち歩いているのがテレビに映って話題になったのです!これには本当に驚きました!!
そして、密かに、心の中でガッツポーズ。
あれが、笹木郁乃人生が変わった瞬間だったのかもしれません。
この頃から、他のPR戦略も実を結びはじめ売上が上昇基調になるとともに、浅田真央さんとCM契約するに至りました。
PRは、ただのイメージ戦略じゃない。
このような展開はもちろん、エアウィーヴという商品が品質の高い「いい商品」だったからこそ成り立つことです。
PRはいい商品やサービスがあって初めて成立する手法で、特にSNS時代にはその傾向が強まっています。
逆にエアウィーヴがどんなにいい商品でも、クチコミの評判を集めて広めるPR活動がなければ、売上を伸ばすのは難しかったのも事実です。
笹木が在籍していた5年間で、エアウィーヴの売上高は1億円から115億円にまで伸びました。
そして笹木は、PRのスキルがあれば顧客に愛されながら売上を伸ばしていけるという手応えをつかむとともに、PRという仕事が大好きになりました。
その後、名古屋の愛知ドビーというとても素晴らしい商品力を持つお鍋のメーカーさんでPRを担当してから、2016年2月に独立しました。
独立後は企業向けのPR指導などを手がけるほか、経営者やフリーランスで働く方や企業の広報担当者などにPRスキルをお伝えする3か月の「PR塾」を、3年に渡り開催してきました。
おかげさまでこれまで全14期がすべて満員御礼で、累計330人以上の方々に5日間で30時間、テキストは400ページ以上という濃厚な講義を受けていただきました。
これまで笹木は、PR塾の集客と社員の採用をSNS経由でコストをかけずにやってきました。
そして独立から約4年、経営する株式会社LITAの社員は現在9人。頼れる幹部との出会いにも恵まれ、かなり大きな企業からもPRのご相談を受けるようになりました。
自分自身でも、経営者として0円PRを実践して夢を叶えてきました。
これが、 LITAの代表笹木郁乃の、始まりの物語です。