企業のSNSアカウントを伸ばす方法
企業のSNSアカウントを伸ばす方法
近年、有名ではない個人が多くの人に向けて発信できるツールとしてSNSが定着していますが、今や企業もInstagramやTwitterで発信する時代です。例えば、Twitterのフォロワー600万人以上のローソンや、500万人以上のスターバックスコーヒージャパン、400万人以上のセブン-イレブン・ジャパンなどはTwitterの運用に成功していると言えるでしょう。
ところが多くの場合、企業のアカウントはフォロワーが増えにくいとされています。この記事では、その理由と対策をお伝えします。
企業アカウントのフォロワーが増えない理由とは?
企業のパンフレットやHPなどの制作物は、隙がない完璧な完成度を求められます。それと同じようなスタンスでSNSの発信を行うと、あくまでも「企業対人」の内容となり、どうしても人間味が感じられにくくなってしまいます。
SNSの魅力は、相互のコミュニケーションです。フォロワーは、企業からの一方的なお知らせを読みたいわけではありません。その企業の知らなかった一面を知った時に、共感してファンになるのです。
では、どうすれば多くの人に共感され、ファンが増える企業アカウントに育てていくことができるのでしょうか。
企業アカウントのファンを増やすには
人気がある企業アカウントには、「中の人」としてSNS運用担当者が登場する設定になっていることが多々あります。自由に投稿している(ように感じられる)「中の人」の発信が面白いから「中の人」のファンになり、その後その企業のファンになるという流れになっているのです。インターネットで検索すると「中の人」人気ランキングなるものを見かけますよね。
あらかじめキャラクターが設定されている「中の人」が発信する新商品のお知らせは、企業が行う新商品のお知らせとは異なって捉えられます。それは、「中の人」が「人」だからです。企業に近しい「中の人」が、いち早くコアな情報を教えてくれている、という設定が閲覧者のワクワク感に繋がるのでしょう。
また、発信の内容を工夫することも大切です。商品開発の過程や秘話、裏側や失敗談を見せることにより、人間味を表現し共感を得ることができるでしょう。
企業アカウント運用の注意点
企業アカウントを運用する上での注意点は、上司が細かく内容をチェックしないことです。SNSは何より続けることが大切なので、担当者が自ら楽しんで投稿できる状況を作っておきたいところです。その際、避けるべき投稿内容については、あらかじめルールを決めておきましょう。複数人でアカウントを運用する場合も、各自がルールを把握し共通のキャラクターとして投稿することで、投稿内容に安定感が出ます。
企業アカウントも完璧ではない人間味を出すことで、よりファンが増え、楽しく役立つ情報が世の中にさらに広がるのではないでしょうか。