プレスリリースはメディアの方へのお手紙
プレスリリースはメディアの方へのお手紙
プレスリリースという言葉を聞いたことがあるでしょうか?聞いたことがある方でも、漠然と広告の一部だと思われている方が多いかもしれません。
プレスリリースは消費者に向けた広告ではなく、メディアの方にお送りする情報提供のお手紙です。
そしてプレスリリースは、企業や限られた人だけではなく、誰もが書いていいお手紙なのです。もちろんPR会社や広告代理店も作成して送信しますが、生産者や一個人が自ら書いてお送りすることもできます。
地元の小さなお店がテレビの情報番組に出ているのを見たことがありませんか?とても話題性のある商品を持っていて、消費者がSNSなどで広めていてメディアの方の目に留まることもありますが、情報過多の今、素晴らしい商品やサービスを持っていても、待っているだけでメディア掲載のチャンスを掴むことは難しいでしょう。
メディアの方に情報を届ける方法は3つあります。
1.記者会見
2.電話でアポをとり、お会いしてプレゼン
3.プレスリリースを書いて送る
3つの中で最もハードルが低いのは、3の「プレスリリースを書いて送る」です!
メディアの方に手紙を送ってもいいの?!
とはいえ、メディアの方に一般の人が手紙を送ったりしてもいいのか、疑問に思われるかもしれません。
答えは、もちろん「お送りしてもいい」です。
なぜならメディアの方は情報を必要としているからです。
毎週企画会議があり、企画を提案しなければならないため、ネタ(情報)探しに四苦八苦しているというメディアの方は少なくありません。
視聴者の役に立つ情報をメディアの方に提供することは、メディアの方も、そして視聴者のことも助けることになるのです。
ただ、気をつけたいのはプレスリリースの書き方です。
プレスリリースをお送りするメディアの視聴者、読者の方に役に立つ情報、という切り口で書かなければ、広告だとみなされ読んでもらえません。
読まれるプレスリリースとゴミ箱行きになってしまうプレスリリースの違いは、読者、視聴者の方に役立つ情報かどうか、という点です。
では次に、上記のポイントを踏まえた読まれるプレスリリースの書き方について見てみましょう。
メディアの方の目に留まるプレスリリースの書き方
テレビ局や新聞社などには、毎日数百枚のプレスリリースがFAXやメール、郵送で届きます。1枚1枚じっくり目を通す時間はなく、まずタイトルで選別されます。
そこで最も注力したいのはタイトルですが、ついつい広告のように書いてしまいがちなので、注意してくださいね。具体的な言葉で、事実を短くまとめることが重要です。
本文に書く内容は、以下のもの。
1.新しい情報
2.社会の現状
3.活動の動機
4.ストーリー
5.あなたの決意
6.催しの日時
7.取材のお願い
必要なのは、今の社会の現状と絡めてあなたの商品、サービスがその現状の解決に役立つと述べることです。
また、あなた自身の経験や商品開発のストーリーを記述して、オリジナリティを表現しましょう。
商品やサービスの特徴や詳細は、プレスリリースには必要ありません。プレスリリースは、あくまでもメディアの方に興味を持ってもらうためのきっかけにすぎません。ここを間違えてしまうと「広告」と思われ、読まれることはないでしょう。
上記のポイントを押さえて、プレスリリースを作成してみてください。