「ブランド」はどうやって作る?キーパーソンは「熱狂的なファン」。
「ブランド」はどうやって作る?キーパーソンは「熱狂的なファン」。
ブランドとは「○○といえばこれだよね!」と思いつかせること
モノがたくさん溢れている時代では、似ている商品がたくさんあります。
その中から自分の商品を選んでもらうためには、「ブランド力」がすごく重要だと言われています。
でも、その「ブランド」って結局どういうことか知っていますか?
PRの中でいうブランドとは、
「○○と言ったら、この人(この商品!)」となることです。
例えば、
「寝具といったら、エアウィーヴ。」
「鍋(美味しい料理)といったら、バーミキュラ。」
「PRといったら、LITA。」
といった感じです。
こういう状態になると、例えば「寝具」を買いたい時には、
お客様が勝手に「エアウィーヴ」を連想して選んでくれるようになります。
つまり、会社側が手を入れなくても、
自然と売り上げが1ステージも2ステージも上がった状態を作り続けられる。
これが、ブランディングの力ですね。
そして、これを作るのが、「PR」の力です。
もちろん、広告予算が数億円以上あれば、テレビCMによって
ブランドを作ることができます。
しかし、それができるのは資本力がある大手企業だからこそ。
中小企業や起業家の広告予算では、なかなかCMまで手が届かないのが現状です。
だからこそ、SNSなどのお金がかからないPRの力を使って欲しいなと思います。
皆さんのPRしているサービスは、
「○○といったらこれ!」という状態に、なれていますか?
あなたは「○○といったら私!」みたいな状態になれていますか?
PRを行う前に、自社の商品や自分はどういうジャンルの人なのか
今一度考えてみましょう。
ブランドを作るキーパーソンは「ナノインフルエンサー」
ブランドを作る上で欠かせないのが、SNSの力です。
最近では、多くの消費者がSNSで知り得た商品の情報を基に買い物をしています。
例えば、かわいいアクセサリーを買いたいなと思った時は
インスタグラムやTwitterで「#アクセサリー」と検索し、
かわいいお店を見つけたら買うというプロセスがとても多いです。
つまり、商品を認知してもらうには、
SNS上でどれだけ見つけてもらえるかがすごく大切です。
最近では多くの企業もその重要性に気づいて、Twitterやインスタグラムのフォロワー数が多い人に報酬を払って、自社の商品を紹介してもらうというケースも増えています。
いわゆる「インフルエンサーマーケティング」というものですね。
だから、PRでインフルエンサーマーケティングをするとき、
私たちはついつい、フォロワー数が数十万人規模の著名人級インフルエンサーに頼みたくなります。
でも著名人となると、もうすでにいろんな企業からPRの依頼を受けているので、まず依頼を受けてくれる可能性が低い。
さらに、その人は商品に対する思い入れもないので、情報も薄くなりがちです。
だから、狙い目はもともと自分の商品を使ってくれている、フォロワー数が数千人から1万人くらいの「ナノインフルエンサー」です。
ナノインフルエンサーだと、フォロワーとの距離感が近くて、その人の発信がちゃんとフォロワーに届くことが多いです。
さらに、自分の商品を使ってくれている人だと、もともと商品に対する思い入れも強く、発信する時も濃い情報を届けてくれます。
そこからじわじわと口コミが広がり、大きな反響となって返ってきます。
なので、SNSマーケティングは身近にいる「ナノインフルエンサー」とコラボレーションすることが非常に大切です。
2割の熱烈なファンが8割の口コミを作る
あなたは「パレートの法則」を知っていますか?
これはイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した法則で、
「ある事象の2割が全体の8割を生み出している」というもの。
これをマーケティングに当てはめると、
上位2割の顧客が全体の8割の売り上げを生みだしていると言われています。
さらに、これをPRに当てはめると、
上位2割の上顧客が全体の8割の口コミを生んでいるということ。
つまり、SNSが発達して口コミの影響が大きくなっている今、
口コミの質を上げるためには、この上顧客の熱烈なファン化が非常に重要なのです。
だから、自社のブランド力をつけるためには、まず上位2割の上顧客をしっかりファン化させる。
そして、その中から少しフォロワー数の多い方に、商品を紹介してもらうように頼んでみる。
そうやって、じわじわと口コミが広がっていくのが、理想的なインフルエンサーマーケティングになります。
なので、自分の商品をPRするときは遠くの誰かにお願いするのではなく、
あなたの商品のファンを大切にしてみてください。
意外とあなたの商品をブランド化させることにおいて、
重要なキーパーソンが眠っているかもしれません。