PRでなかなか結果が出ない…。そんな時に注意するべきこととは?
PRでなかなか結果が出ない…。そんな時に注意するべきこととは?
PRの結果が出ないとき、「戦略」ではなく「アプローチ」に注目する
最近PRの力が注目されています。
LITAでも様々な企業様のPR案件をサポートさせていただいています。
そんな中で、私たちがいつも感じているのは、PRの結果が「出ない」ときには必ず原因があるということです。
その原因とは、PR担当者の関心が戦略・企画ばかりに偏ることです。
例えば、あるプレスリリースを作成し10通メディアに送信。だけど、結果につながらず、リリースを違う内容で作り直す。
そして、新しいメディア10社に送信するも反応なし。やっぱり戦略が悪かったのかと、一ヶ月かけて、改めて戦略を練り直す。そして、変更した戦略で企画を作り直し、再び10社へリリースを送信…。
一見PDCAを回していて、一見、いい行動のように感じますが、これではなかなか結果が出ません。
つまり、企業側が戦略ばかりに目がいっていて、深いアプローチができていないんです。
結果が出ない時にまず見直したいことは、
・メディアへのアプローチ数は足りているのか?
・メディアから反応やこの企画に対する声をもらい、それを元に企画をブラッシュアップできているのか?
・そもそもブラッシュアップする前に、切り口を変えてしまっていないか?
この3点です。
だからこそ、PRにおいては
最初に、今回はどんな戦略どんな切り口でアプローチをしていくのか、視座を高くして考えることがすごく大切になってきます。
「戦略を考えましょう。戦略を変えましょう。」
「企画を練り直しましょう。」といった内容が口癖の方は、要注意です!
戦略や企画を考える前に、そのアプローチが本当に的確なのか、精査することが重要です。
メディアを選定するときに大事にしたいこと
では、プレスリリースを送るメディアはどのように選定すればいいのか?
大切なのは、メディア媒体を徹底的に研究することです。
図書館に行けば、様々な雑誌や新聞が置いてあります。まずはそれを読み比べてみる。
そして「このコラムの担当者はうちの業界に興味がありそうだな」とか「この記事を書いた記者なら、自社の新サービスを取材してくれるかもしれない」という記者さんや担当者さんに目星をつけておく。
これはテレビの場合でも同じで、しっかり番組を視聴し、番組の傾向を観察しながら、出たい番組や出られそうなコーナーに目星をつけておくところから始めましょう。
そして、その記事を作り手の気持ちを想像してみましょう。どんな記事がほしいのか?どんな画があればうれしいのか…。作り手と同じ目線を意識しながら、プレスリリースを書いてみる。
この時に重要なのは、「自社の商品を売り込む人」としてではなく「番組や記事の作り手の潜在的な協力者」として書く意識をすること。
その視点に立つと、おのずとその記事にあったプレスリリースの構成になっていくはずです。
ちなみに、一度に出すプレスリリースは20~30通が目安です。
リリース内容自体は変えず、メディア媒体の傾向に合わせながら、書き方をカスタマイズして送ってみるといいでしょう。
ここまでの準備をして初めて、アプローチが的確であると言えます。
PRはセンスではなく、地道な努力が大切。
このように、メディアPRは、華やかな世界に見えて、実は地道な努力が必要な仕事です。この「コツコツ」する努力ができないと、最低限の結果は出ません。
でも、逆に言えば、地道な努力ができれば未経験者でも結果も出せるし、在宅でも挑戦できる仕事です。
PRはすぐに結果が出るものではありません。だから焦ることもあります。
やっぱりこの企画そのものが面白くないのかと、自信を無くすこともあります。
だけど、アプローチを間違えなければ、必ず結果が出てくるもの。
だから、PRの結果が出ていない時は焦らず、アプローチを見直してみる。
コツコツとメディアに郵送したり、メールをしてみる。
そして、自分の企画に自信を持って粘り強くアプローチすることがとても大切です。