アピール方法の落とし穴!?PR担当者が伝えない方がいいこと – PR会社ならLITA(売上拡大のビジネスパートナー)
2021/01/12

アピール方法の落とし穴!?PR担当者が伝えない方がいいこと

アピール方法の落とし穴!?PR担当者が伝えない方がいいこと

伝えない方がいいこともある。

PR担当者の役目は、「伝えること」です。

御社の商品のいいところ、ストーリー、社員の人柄など…。

担当者が伝えたいことはたくさんありますよね。

だけど、実はアピールしない方がいいこともあることをご存知でしょうか?

正直、PRにおいては

「伝えること」の重要さの方が大きいので、「伝えない方がいいこと」については、ニッチな細かい話になってくるのですが。

今回は正直に、ご紹介させていただこうと思います。

それは…。

「メディアに12媒体紹介されました!
産経ニュース、YOMIURI ONLINE|読売新聞、朝日新聞デジタル、時事ドットコム、iza、東洋経済ONLINE、ORICON NEWS・・・」

というアピールです。

弊社の代表 笹木もこのような形でFacebook上でシェアしています。

「え、メディア実績アピール、ダメなの!?」

と、思う方も多いことでしょう。

でも、そんなことは全然なく、メディア掲載アピールは、どんどんした方がいいんです。

逆にNGなのは、

「PRタイムス」などから配信された自分のプレスリリースの転載を

「メディアに掲載されました!」

のように、実績として声高らかにアピールすること。

「PRタイムス」などの有料プレスリリース一斉配信サービスを活用し、自分のプレスリリースを送ると自動的に、提携メディアにそのリリースが記事のように転載されるサービスがあります。

ですが、PRの中で、これは「掲載」ではなく「リリースの転載」として、 別のカテゴリーとして表示されています。

なので、記事も取材・報道記事ではなく、 プレスリリースの完全コピーとなっています。

そのため、このリリース転載情報を、 「メディアに載りました!!」と言っているのは

「facebook広告出しました!」「インスタにも広告が表示されました!」

というニュアンスに近いものを感じてしまいます。

なので、こうした転載実績をアピールしていると、企業や広報が分かっている方からは

「実際の取材記事が獲得できないから、この転載情報をアピールするしかないのかしら?」

「リリースの転載は、お金払えば誰でもできるのに…。」

「広報のこと分かっていないのかな?」

という印象に感じられてしまいます。

SNSで、明らかな取材記事ではなく、リリースの転載情報を投稿されている方を見て、「大丈夫かな?」と思われてしまう可能性もあります。

こうした宣伝は自分の知らない間に社会的な信頼が下がってしまっていることもあるので、気をつけたいところです。

「リリース転載」のメリットは?

ここまでくると、「リリース転載」のイメージがちょっと悪くなっているかもしれません。

しかし、リリース転載にもちゃんとしたメリットがあります。

PRタイムスの公式サイトを見てみると

『転載はあくまでも 報道記事とは別の扱い。「プレスリリースの転載では効果が少ない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、露出機会を増やすことで、多くの人が目にする可能性は高まり、それがひいてはメディアの目にとまるきっかけにつながっていきます。』

と書かれています。

要するに、イメージとしては、ツイッターなどで、

「**社がこのプレスリリースを出しました」

というお知らせを、あちこちに配しておく状態が作れるんです。

そして、その情報を求めているメディア関係者がGoogleなどで検索した際にその転載記事がひっかかり、御社を知っていただくことにも繋がります。

転載の1番の目的は、

「露出機会を少しでも増やす」という点なんです。

これは会社側がお金を出して自分たちの記事を載せているので、PRというよりは広告と少し似ています。

PR担当者の方に分かっておいてもらいたいのは、

リリース転載はあくまでも「機会」であり、「手段」であるということ。

SNSでもそうですが、こうした手段は御社を知ってもらう「架け橋」なんです。

だから、その機会がつながって、取材獲得ができれば、立派な「実績」つながると思います。

手段と実績をはき違えてしまうと、社会的な信頼が大きく損なわれてしまうのでここはぜひ気を付けたいところ。

是非、そのあたりを理解しながら、自分のアピール方法を磨いていきましょう!