PRと広告の違いって?
PRと広告の違いって?
最近SNSで大きな反響を生んだ商品がベストセラーになるなど、今やSNSを通じたPRがとても重要になっています。
しかし、「PR」と「広告」には大きな違いがあるって知っていましたか?
「広告」は企業から。「PR」は第三者から。
「広告」と「PR」は発信の仕方が大きく異なります。
まず、広告とは「企業が様々なメディアにお金を投じて、宣伝すること」
例えば新聞の広告ですね。
企業からの発信なので、企業は自ら自分の商品や企業イメージをコントロールすることができます。
しかし、基本的に広告は企業から個人への一方的なコミュニケーションです。
では。
一方、「PR」とは何か?
PRとは第三者から「いいね!」といってもらうことを指します。
つまり、不特定多数の人たちが「この会社いいよ!」「この商品いいよ!」といってくれる状況を作り出す活動がPRになります。
ここにはお金はまったく介在していません。人のこころのつながりから生まれているんです。
情報量が爆発的に増えている時代。商品の選択基準は?
今は爆発的に情報が増えている時代。
総務省の統計によると、
1996年から2006年の間に携帯やテレビを通じて私たちが接する情報量は
なんと530倍にも増えています!!
すごい増加率ですよね。
この統計後もSNSの影響力も強まっているので、情報量はより多くなっています。
人間がこれだけの情報量を処理することは精神的に参ってしまうので、
自然と多くの情報をスルーしてしまうようになります。
つまり、広告を通して発信しても見向きもされない情報がどんどん増えているのが今の時代なのです。
ではそんな中でも人の記憶に残る情報とはなんでしょうか??
それは自分の知り合いや、自分の好きな人がおすすめしている口コミ情報です。
最近、多くの人が「私の好きなあのひとがInstagramでこの商品をおすすめしていた!」や
「アマゾンのレビューの評判が良かったから買ってみた」ということをよく耳にします。
こうして人は口コミ情報を基に、商品を選択する傾向が強くなっています。
つまり、これからは多くの人におすすめだよ!と勧めてもらえる
PRがとても重要になってくるのです。
商品の魅力を引き出す「PR」
これまで「PR」の重要性をお伝えしてきましたが、
重要なのは、結局商品の質が何よりも重要なんですね。
「広告」は企業側から印象をコントロールすることができました。
しかし「PR」は第3者から客観的な「いいね!」をもらうことになるので、自社の印象を完璧にコントロールすることはできません。
だから、いろんな人に「いいね!」といってもらえる商品じゃないとPRの効力は発揮されません。
商品あってのPRなのです。
一方、PRが普及したことで、
いい商品を持っていても「広告」ができず埋もれていた企業や商品が、口コミを通してどんどん広がるようになっている時代です。
だから、PRは自分の商品や企業の可能性を広げるツールとして今の時代にあった効果的な方法なのです。